セックス教団『リトル・ペブル同宿会』の活動に迫る~「性」から得る幸福とは ~

―イントロダクション―

真面目チックに考える、文章です。

この文章は、客観的とは言い難い、どちらかというと感想文に近い体裁です。しかしながら、真剣味が伝わるように、少しお堅い表現をしたりしています。

そして一番大切なのは、読者の方と一緒に考えて、反省して、また新たな視点を得て、深く性について考えていく

ここが最も大切だと思っておりますので、コメントや、ツイッターでしたらリプなどを頂けますと幸いです。

予めお伝えしておく事項として、本記事は、性犯罪を助長する文章でも、カルト宗教を擁護する文章でもありません。

どういう文章か。VICE Japanのメディアとしての在り方を主観的に見た感想、それから、宗教やカルトの本来あるべき姿を考えていく記事です。客観的な事実も取り入れて考えています。

重ねて、Peaceは、読者の方と一緒に考えていき、違う意見を聞き、視野を広げていきたいと日々感じています。

では書き始めます…

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ある一本の奇妙な動画を見つけた。(https://youtu.be/5ONFnwt_gAI)

こちらの動画は、youtube上に、VICE Japanによって、2013年に投稿されている。

秋田県に存在するセックス教団『リトル・ペブル同宿会』

新興宗教、布教、性的な活動、視覚情報だけでも謎めいた要素が多く挙げられる。

動画内では、とある女性は次のようにコメントしている。(1:43~)

「私がそのジャンマリーが最初にここに今日泊って良いよってオファーしてくれた時に、私がえー良いじゃん!サイコーだよ、それ泊っちゃおうよって言ったのが私なんだけど、正直ちょっと後悔してるよね~(苦笑)

どうなんだろう…うーん…間違っても、なんか今その正しいSEXって言うのが行われるベッドの近くではあんまり寝たくない(苦笑)」

調査担当の女性

このように話す彼女は、今回動画内でいわゆる調査担当の女性となり、二日間の体験入団をしに行くことになる。

VICE Japanで彼女が出演しているyoutubeの映像をいくつか見て思ったことは、彼女は真剣に話を聞いたり質問したりするシーンは多々あれど、怪しい・危ないコンテンツに立ち向かう際は特に、「私なら耐えられる」といわんばかりの、受け身的な印象を抱いている。良い面で言えば非常に大多数に近い感覚を持ち、視聴者は、「やってみた動画」を見ているような、感覚になるのか。悪い面で言えば、下手をすれば取材先に対する、いわゆる「ネガキャン」になりかねないような発言をしているように思えた。

なので、彼女の感想は彼女の感想に、ここの記事では、動画内の内容と、いろいろな先行研究の内容をかいつまんだり、youtubeでの他の投稿者の意見を交えつつ、真剣チック・真面目チックに書く記事、です。

動画の最後で調査を終えた彼女はこう話す。(25:19)

「彼らに会う前に私が持っていた新興宗教のイメージ、それは、ちょっと頭のおかしい人、でも彼らと実際に

時間を過ごしてみて、何度も自分が教団の中にいるという事を忘れる瞬間があった。やっている事が過激という事以外は、皆普通の人。人間誰もが何かの拠り所が必要なように、彼らの拠り所がたまたま過激な思想を持つ宗教だった、というだけの事なんだろう。

彼らにとっては神に近づく事がゴールであり、同じゴールを持つ者同士で支え合って生きている。

という事だけだ。

もしかすると私にこう思わせた事自体が新興宗教の力なのかもしれない。でも、東京に戻り、安心したのと同時に、少しだけ寂しい感じがしたのは、行く前には思いもしなかった、サプライズだった。」

始めのコメントとは一転した意見となっている。

では一体、彼女がそのようにコメントする教団とは、一体どのような教団で、どのような活動をしているのか。

そしてまた、彼らが性に対してどのような価値を見出しているのか。

この記事では、彼らの活動に対し、性を中心に、様々な点からアプローチしていきたい。

―教団が活動する秋田へ―

「今秋田県に向かっています。秋田県にある、新興宗教のカルト教団で、セックスの儀式をするっていう人たちに会いに行こうとしています」と、調査担当の女性は、秋田へ向かう新幹線で、不安の苦笑を交えながらこのように話した。

これはVICE Japanに対して余計なお世話的コメントをしてしまうかもしれないがあえて。

私は教団の人間でもない。

少々教団を擁護するような意見になるが、どうか読んで頂きたい…。

正直に意見を言うと、彼女(調査担当の女性)がにやけながら言う、「セックスの儀式をするっていう人たち」というと、一言に収めた説明としては、かなり乱暴だ。

その上、「終始一貫しての建設さ」(どちらかといえば真摯さに近い)は、私にはあまり感じられなかった。

この記事同様に、彼女の私感として言っているのであろうが…

これはかなりお節介コメントだけれども、あえて言ってみる。

であれば猶更、VICE Japanによる彼らのメディアとしての存在価値、「メディアが看板を掲げることで、そこに載っている情報の信頼性※1」に欠けてしまう。

※1(引用) https://vook.vc/n/1596#

また、影響力のあるメディアが、私感的なネガティブ要素を公開してしまう事によって、それを見る人にも、そのように感じ取れてしまう。

―秋田県のリトル・ペブル同宿会に到着―

秋田県に拠点を置く、ローマカトリック系新興宗教、「リトル・ぺブル同宿会」。カトリック、というと、性的な行為に対する規制が厳しい宗教だが、彼らは神に捧げる神聖な行為として、「正しいセックス」という儀式を行っているという。

新幹線を降りた後は、調査担当の女性は、タクシーで目的地まで向かった。

調査担当の女性:「(目的地情報として)カトリック系の、新興宗教…」

タクシー運転手:「あの~、白い、装束とか来てる人ね」

調査担当の女性:「あ!そうそうそう!!!見たことはあります?」

タクシー運転手:「あ、大体わかります。夜スーパーとかで買い物に来る人で、あのー、上下白い服着てる人いるんです。」

リトル・ぺブル同宿会は、リトル・ぺブルこと、ウィリアム・カムの思想を引き継いでいる。

自らを最後の教皇であると称し、オーストラリアで聖シャアベル教会を結成するも、ローマカトリック教会からカルトと認定される事になる。

2002年には15歳の少女への性的暴行罪で逮捕。

現在もオーストラリアは、ニューサウスウェールズにある刑務所に服役中だ。

タクシーを降りた調査担当の女性は、白装束に身を包んだ男性に挨拶を告げる。

男性は、調査担当の女性の差し出した手を取り握手を交わしながら、「はじめまして、ジャン・マリーだよ!」と、元気よく挨拶をした。

そして神父は自己紹介にはいる。

リトル・ぺブル同宿会に到着した女性は、男性から、入り口の看板について説明を受ける。

「リトル・ぺブル同宿会 『清水小屋』共同体」そのような木製に筆字で書かれた看板を過ぎると、

調査担当の女性に対して、神父と、メンバーの紹介が始まった。

神父:「ジャン・マリー神父だよ。スギウラ ヒロシ っていうのが戸籍上の名前だよ。世界に通用させているのが、『ジャン・マリー』。そして、元始者とか神秘化としての、仕事の役職名っていうものもあってそれは『フォーン・ブッシュ・リトル・ヨハネ』。二つ持っているのね。セックスやヌードが大好きな人とか、性同一性障害で苦しんでいる人とか、同性愛者とか、もうとにかく、この『聖書的には、罪だって言われる事から抜けられない、全ての人』、特に、『僕は、天国に、裏口入学させる』っていう役割。修道会を7回くらい追放されたかな。」

 

調査担当の女性:「それはなんで追放されちゃったんですか?」

神父:「うん。僕が、マリアママを愛しすぎる。そういう意味で、修道会は、僕をいらないって。」

また、ジャン・マリー神父の役割や、神父として選ばれた理由については、動画内で以下のように話している。

イエズスの苦しみとか痛みを、体に受けるのが役割。

神父として神から選ばれた理由は、「超最低、超最悪」というのが理由らしい。

かつて神父は、まるで生きた聖児のような人物が選ばれていたが、

全員失敗した後で、神が戦略を変え、最も悪な人物に務めさせてみようという考えのようだ。

ちなみにジャン・マリー神父曰く、ここでいう悪というのは、傲慢でエロい事だそう。

宗教的な観点から話している事なのだろうが、そうで無い場合には、エロス&ピース的には、「エロは悪ではない」ので、意見の食い違いが出そうな所だ。

そして、ジャン・マリー神父は、本人曰く聖母マリアと会話ができると言う。(因みに日本語を使うらしい。)

恥じらいながらも、「両方のおっぱいを絶え間なく飲ませてね」とお願いをするそう。それに対する聖母マリアの返答は、「私が直接飲ましてあげる事は出来ないから、あなたがセックスする人に母乳を出させます」だ。

動画内でその様子が確認できるが、神秘化したマリー・マドレーヌがその使命を果たしているようだ。

リトル・ぺブルとの関係について、神父は次のように対談している。

調査担当の女性:「リトル・ぺブルさんっていうのは、ジャン・マリーさんよりも、

上の地位にいる人っていう考えなんですか?」

神父:「そうだよ。リトル・ぺブルさんは、ロード・マイトレイヤーっていうリッシュファーが

悪夢の総対象のルシファーが人間になった存在を、そしてそれに従う悪魔型のものを、

敗北させる。そういう人なの。で、僕はその人の為に存在している。」

調査担当の女性:「それって、リトル・ぺブル自身が望んでいる事なんですか?」

神父:「今の所望んでいない。」

調査担当の女性:「じゃぁ片思い的な感じなんですか?」

神父:「そう。凄い、凄い。27年来の片想い。」

続けて他の信者達のメンバー紹介に入る。

神父:「じゃぁ、紹介しようかな。」

神父が肩に手を置いている女性が、「マリー・マドレーヌ」。

神秘化。ミスティック。8年前に、神父が養女にした。

マリー・マドレーヌは神の声を周囲に告げるメッセンジャーとしての使命があるようで、

信者のクララという人物も、マリー・マドレーヌの「神のお告げ」によって離婚を決断したようだ。

マリー・マドレーヌは、糖尿病で、足も手もやられている。特に足関節があまり曲がらない為、日々ロデオボーイで運動を続けている。

リトル・ぺブル同宿会は、彼女の障碍者年金と、貯金(誰の貯金であるかは明確ではない)が唯一の収入源であるようだ。

中心の奥にいる、二つ結びの女性は、戸籍上は「アベ ユミ」。

一番右に見える眼鏡を掛けた男性と、養子縁組して親子関係となったようだ。

彼女は以前住んでいた横浜の東戸塚から結婚相手とこの同宿会へやってきたが、彼女の結婚相手が同宿会に反対し、また天からの使命を果たす為にも、離婚を決断した。

彼女がこの教団にやってきたときに、バロネスが男性との性行為無しに双子の子供を宿った。

その為、ベットと哺乳瓶を用意して、赤子が天使によって運ばれるのをカメラ撮影などを

する為に待機していたが、ある日胎児が悪魔によって殺されてしまった為に叶わなかった

という。同宿会内に赤子用ベットが二つあるのは、その双子の為だったようだ。

彼女のこの発言や言動からも、熱狂的なまでに信仰するカルト的な雰囲気が伺える。

眼鏡を掛けた男性は、「アベ テツロウ」というらしい。16年前に神父と一緒になる。

信者で唯一男性であるコルベ・マリー(アベ テツロウ)は、音楽グループ、ABBAが解散してしまった事などが原因で精神を病んだ自殺志願者。引き籠りは以前からのようだ。

もう一名、上記画像には無いが、短髪の女性で、「オクタ リエ」という信者がいる。

部分部分で積極的に、戸籍上に繋がりを持ち、家族のような存在となって、更に組織とする事で同じ目的を持つ共同体として、同族意識を強めているのだろうか。

そう考えても、「清水小屋 共同体」と看板に掲げている理由が見えてくる。

―いよいよ体験入団―

調査担当の女性もいよいよ入団。信者や神父と同じ白装束に着替えた。

これで彼女もリトル・ぺブル同宿会の一員だ。

―儀式必需品を求め一同スーパーへ―

着替え終わった所で、昼ごはんと、セックスの儀式に使うというヨーグルトを買う為、スーパーへ向かった。

スーパーまでの道のりは約30分。見渡す限り田んぼしか見えない。典型的な日本の田舎といった感じだ。

スーパーに着くと、まずはヨーグルト売り場へ。セックスになぜヨーグルトを使うのかというと、

ヨーグルトには体に良い菌が含まれているから、普通のローションなんかより良いだろう、という単純な理由らしい。

―買い物帰りのランチタイム―

そしてランチタイム。

調査担当の女性:「なんで左手の薬指にしてるの?」

マリー・マドレーヌ:「あたしこれはイエズスとの神秘的結婚をしていて、

イエズスがここに指輪をはめた。

本当は女性は右かなとか思ったんだけど、どっちでもいいから

ってジャン・マリーに言われて、その感覚もちゃんとあるわけ。」

すると神父も割って話にきた。

神父:「僕もここに指輪があるよ。ジャンヌ・ダルク姉ちゃんと結婚しているから。」

調査担当の女性:「ジャンヌ・ダルクと結婚している?」

神父:「うん。僕がジャンヌ・ダルク姉ちゃんに結婚しようって何度も言っていたら、

ジャンヌ・ダルク姉ちゃんが「負けた」って言って、結婚してくれた。」

尚、神父曰く、妄想上でジャンヌ・ダルクと性的な関係になるという。

―準備をしつつ、団らんタイム―

コルベ・マリーが作るのは、ミサの為の聖体。

ヨーグルトをそのまま鉄板の上に流し、圧縮して煎餅のようにする。

この間、神父は儀式の準備を進めているそう。

因みに「ヨーグルト」は、同じイエスを信仰するキリスト教の枠から見れば、宗教による食事制約でも可とされているようだ。

ただ、ローマカトリック教会は、リトルペブルの活動を早々にカルトと認定し、2002年には公に「解散を要求」、バチカンからは正式破門されている。

その為、食事制約についてももはや、彼ら(リトルぺブル同宿会)のオリジナルとして存在してもいいのかもしれない。

ちなみにこの「聖体」、美味しいらしい。

―準備が整い、いよいよ儀式の始まり―

神がセックスを儀式とするよう神父に使命を与えた理由について、調査担当の女性は神父にインタビューをした。

調査担当の女性:「なんで神様は、ジャン・マリー神父に、セックスをしろっていう風に、

お告げをしてきたんだと思いますか?その、裏の意図ってなんなんですか?」

神父:「うん、神様は、あの、性的に、特に性的に罪に汚れ腐ったどうしようもない人を

時の終わりに突入してしまう時に、一番、愛して一番使いたいっていう、

そういう事情があるの。神様の。」

償いのセックスって言って、正しいSEXとは別物。

神父曰く、「正しいSEX」と「償いのSEX」の目的の違いは、

『これは、アダムの罪と、エヴァの罪と言われる男性全員が、持っている、悪い傾き。

そして、女性全員が持っている、悪い傾きそしてその傾き。そしてその傾きで実際に行う罪を、償う為のSEX。』

と説明している。

悪魔が盛んに攻撃を仕掛けてくるから、まず僕、悪魔祓いをしてから始めます。

そう言って、神父は早口で呪文のような言葉を唱えながら、

聖水の入った哺乳瓶をマリー・マドレーヌの顔に、部分部分に十字架を切るように

押し付け、その後金属の十字架で最後マリー・マドレーヌの顔の上で十字架を切る。

呪文が終わった後、神父とマリー・マドレーヌは口を揃えて、

「寝ても覚めてもリトル・ぺブルさんを愛します」と言う。

 

そしてまた呪文を唱えながら神父はマリー・マドレーヌの服を脱がしていき、

外性器、ヴァキナではない場所にペニスを埋め、前後にこする事で、神父が

オルガズムに達する。

達したらば、ガラスのコップを用意していて、そこに神父が射精をする。

その後で、マリー・マドレーヌの母乳を飲む。

償いのSEXは、そのようなやり方らしい。

―一回目の儀式を終えた後の彼女の感想―

SEXする宗教であるからして、強姦の正当化やいわゆる「ヤリサー」のような

団体なのかというイメージを彼女が多くの初見視聴者を代弁するかのように話す。

しかし実際には、勃起していない状態での儀式が執り行われた為、

儀式色が強く出ていたという。

―いよいよ始まる二回目の儀式―

クララは男性恐怖症で、SEXなんてもってのほかという。しかしそれでも、この儀式を行う理由については、次のように話している。

 

クララ:「とにかくクララは凄く単純で、単純にしか思わないようにしているだけかもしれないんだけれども、

別にこのやること(SEXを)で、神様がどういう風にこれを使って知らない霊魂の救いの為に

使ってくれているとか、わからないけれども、でもそれはミステリーだったらミステリーだし」

と話す。

 

 

そして服を着たままのクララを、急くように神父は抱き寄せ、互いを脱がし合い、抱き締め、ディープキスをする。

 

クララとの正しいSEXの場合、神父曰く、互いにフェラチオとクンニリングスをし合うようだ。

 

神父は、また、次のように話す。

「神様が、その、望んだ事の重大さっていうものの為には、そうだね、例えば、神風特攻隊っていうね、そういう若者達が、命令一つであの死んでいった戦い方があったでしょ。あれと変わらない。」

 

つまり、絶頂というものを死と捉えてこのように述べているのであろうか。

このコメントに対しては、少々理解し難いものがあった。

 

全体を通して、様々な理由をつけて、何とか宗教団体としての形を維持しているが、正式には認められない、カルト団体であった。

 

― 問題視してみる ―

 

今回の撮影で影の薄かった、信者の一人の「アベ テツロウ」さん。この方にライトを当ててみると、

この方はきっと、教団の活動が無くなってしまえば、自分の存在価値やコミュニケーションをとる事が無くなり、自害してしまうかもしれない。そういった意味合いでも、教団はあり続けてほしい。そう願う反面、やはり問題視せざるを得ないと思う部分もあることは否めない。

 

ここからが本稿のメイントピックといってもいい。

 

動画のコメント欄を見ていても、

漠然と「カルト」「宗教」「危ない」「野放しにできない」「危険」「弱者を洗脳し性行為」

という印象を、多くの人が受けているかと思われる。

では我々は一体、具体的に、何を問題としているのか、もう少し明確化していきたい。

 

何かを行うにあたって、最も大切なのは納得と合意だと思う。

しかし、それ以前に、正確な意思決定及び判断能力があるとされる者と、そうでない者が存在する。

前者は民法によって保護されている。

よって、15歳未満の少女と性行為をした、

リトル・ペブル氏がお縄になったのは、少なくとも法律上は、明らかな犯罪なのである。

 

宗教特例の法律ができればまた話は別であるが、現時点でその未来は、明るくは無さそうだ。

性宗教活動として、インターネットを通じてアプローチしているのであろうが、

恐らくそうした宗教や法律改正にあたっても性犯罪を助長する可能性や、その他諸々の問題が出てくるであろう。

もしくは彼らがそうした活動としてではなく、ただ生活と目的の為だけにVICE Japanに出演しただけなのかもしれないが。真の意図は不明である。

 

それでもやはり、宗教活動の一環としてという理由をつけて、信者自身の意思かどうかという事実が不明確なまま、性行為を行うというのはどう見ても不健全という印象を抱いても、仕方が無いのかもしれない。

 

実際、信者のマリー・マドレーヌという女性と神父は、どういった流れで養子縁組したのかが不明だ。

神父が、マリー・マドレーヌの障碍者年金を目当てにしているという事も考えられる。

また、日本における先行研究は殆ど無いが、「障碍者福祉領域における支援者の性犯罪・性加害者行為に関する意識」という論文が公開されている。

当該論文の一文を抜粋すると、「知的障がいの有無にかかわらず、性加害行為については、レイプ神話などの誤った認識がある。そこで、性加害行為のある知的障害者の支援にとって重要となる、支援者の意識を明らかにするために調査を行った。(中略)知的障がいとの関連では、女性支援者や生活支援に従事している回答者の方が、誤った性情報の取り入れをより原因であると考えていた。」とある。

少年期までの間に、きちんと教育がなされていない結果がこういった場面にも影響しているのではないかと考える。少年期までの間にどこまでの、どのように、教育をすれば、精神面などへの悪影響を及ぼさずに教育が可能であるかなどの問題は、私にとっての今後の課題としていきたい。

 

ただ、クララという女性は、一度「結婚」をして、「離婚」を経験している。

2018年時点で日本人女性が結婚できる年齢は16歳。

とあるブログには、2009年時点で35歳と書いてあり、それが本当であれば十分に判断能力があるとみなされる年齢である。あくまで納得と合意のもとで行われているであろうから、教団を危険視する理由にはならない。

 

しかし、クララさんは特別かもしれない。なぜなら、いくら納得と合意の元でといっても彼女は、

「クララさんは父親から性的虐待を受けて育っていて、中学くらいから家出をして、首都圏に出るのですが、それで食っていく術といったら、春を売るしかないわけですよ。その職業をずーっとやってきましたが、精神をちょっと病んでしまい、拒食と過食を繰り返す身体になってしまいました。※2」

※2  https://originalnews.nico/60711/2

 

とあるので、歪んだ感覚に慣れている可能性があるから。

 

ただ、マリー・マドレーヌ、彼女は障碍者年金が受給可能な盲目で糖尿病という「障碍者」だ。

 

Youtube上に、2018年(VICEが投稿した当動画の五年後)に、ある少年が、神父に直接電話をして、

いくつか質問をした動画があったのでそちらの内容をまとめていきたい。

(動画URL : https://youtu.be/Y7G1WMacif0 )

 

電話をかけた男性:「あ、もしもし。興味を持って電話させていただいたんですけれども」

神父:「はい」

電話をかけた男性:「活動って何をされているんですか?」

神父:「活動は全く何も無し。」

電話をかけた男性:「性行為をされているというのを聞きましたが」

神父:「去年の(2017)10月15日で終わった」

電話をかけた男性:「あ、そうなんですか!」

神父:「うん」

電話をかけた男性:「因みに未成年者でも入団できますか?」

(入団について回答)

神父:「あのね、入るっていう概念が無いんだ。つまり組織・集金システムを絶対に作るなという

神ちゃまの命令だから、名簿も無ければ組織も無いので、入るという事は何も無くて。」

電話をかけた男性:「未成年でもいけるっちゃいけるんですか?」

(未成年が可か否かについて回答)

神父:「この、清水小屋の家に関しては、18禁だね」

電話をかけた男性:「僕は18歳なんですけどいけそうですかね」

(メンバー受け入れ条件に関して回答)

神父:「うん。そして、何の為に来るかっていう事を明確にしなくてはいけない。

もしも性的な事を期待して来るのであれば、それは一切無い。

ここでは、見聞きする事ができないので、実際に来てみても、がっかりするだけだよ」

電話をかけた男性:「なるほど。ちなみに男でも入れるんですかね。」

神父:「さっきも話したように、組織ではないので入団っていう概念はないけれど、もしも参加という

形であれば、ジャン・マリーを、愛して信頼して付いて行くというのが要求であって、

それ以外何も要求はないんだ(男でもOK)」

電話をかけた男性:「なるほど。ちなみに神ちゃまって何なんですか?」

神父:「うん。神ちゃまっていうのは、三位一体の父と子と精霊、で、唯一の神だよ」

電話をかけた男性:「ありがとうございます、それでは…」

神父:「うん。じゃぁ、祝福します。―続けて何か暫く文言を唱えた後に電話を切る―」

 

性行為が(2017)10月15日で終わったと言っているので、恐らくVICEの動画が投稿されてから問題視する声が多く上がったのではないだろうか。

 

しかし調査担当の女性が言うように、共通の目的を持った彼らの拠り所であるなら、存在し続けて欲しいと願う。

クララが若干、洗脳されているのではないかと思うようなシーンが見受けられたが、彼女は信者と養子縁組をして、さらに日々、儀式を執り行うという、居場所と目的があるからこそ、笑顔でいられるのだろう。

 

ここからは、見た動画だけで確証が得られないが、個人的な直観としてみると、

クララもマリーマドレーヌも、以下の動画に近い境遇の可能性もあり得るという事。

https://youtu.be/-cxMZM3bWy0?t=78

 

そう。性的同意。得ているつもりでなくとも、本当は性的同意を得られていない可能性があるという事。

そうしたら、いよいよ問題。

 

ここで最後に訴えたい。性に対して明るくなれない人々は、性に対して辛い思いや、ネガティブな問題を多く見て来た結果、自己防衛的に関わっていないからなのではないだろうか。

そうだった場合、性に対して一人一人が慎重に捉え、正しく理解しようと努め、悪い事例は徹底的に非難し、良い事例はとことんプッシュ、その積み重ねがきっと性の明るい未来につながるのではないかなと、ふと思ったことを最後に書きました。

 

以上をもって、この記事を読んでくださったあなたは、どんな点に着目し、何を感じましたでしょうか?

もしよろしければ、コメント欄にコメントをください。

あなたの素晴らしい意見を尊重し、プッシュします。

 

それではまた。

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